響く言葉はこんなにちがう!?タイプによる頭の中の違いをお見せします。
こんにちは、前回の記事では、私たちが調査に使っている「心理プロファイリング」についてご紹介しました。
これを使って1人1人分析すると、行動・思考・感じ方…
様々なカテゴリーにおいてタイプ分類することができ、「人はこんなにも違いがあるんだ!」ということがわかります。
分析結果を聞くと、心を丸裸にされたような、腹落ち感と面白さがあります。
今回は、その中で『その人が行動を起こすきっかけ』を表すカテゴリーにしぼり、事例と共に違いをご紹介したいと思います。
それは「目的志向型」と「問題回避型」。
完全にどちらかに分類されるわけではなく、どちらも強い、どちらも弱い、目的志向だけが強い、問題回避だけが強い・・と4パターンに分かれます。
目的志向型と問題回避型の違い
目的志向型とは「理想のイメージがモチベーションとなって行動する」人。
例えば消臭スプレーの購入であれば、「良い香りで満たされた心地良いお部屋」
「お友達を招いて自慢できる香りのお部屋」などのフレーズが効果的です。
一方、問題回避型は「避けるべき状況を見て、そうならないように!がモチベーションになって行動する」人。
消臭スプレーの例でいうと「あなたの部屋はこんなに臭いかもしれない…!このままいくと…」「そのソファーには、菌がある、放置すると…」など不安を掻き立てられるフレーズで、買わないと!・・と動機づけされます。
「どんな人に向けてこの商品を買ってもらいたいのか」によって
広告の言葉のパターンを変えることが大事だということがよくわかります。
イー・クオーレの社員も、みんな自分や仲間のタイプを把握しているのですが
その違いが本当に顕著で面白い…!
今日はそんなタイプの違うメンバーが集まり、”新プログラムのタイトルが決まるまで”の模様をお見せしたいと思います。
(少し恥ずかしいですが・・)
社内のディスカッションに見るタイプの違い
「タイプによって、思考や選ぶ言葉がこんなにも違うのか!」
「プロファイルってこういうものなのか」
と、少しでもイメージをもって頂けたら嬉しいです。
さて、通常私たちは5人でディスカッションをしています。
そのうち3人は目指すべきゴールに向かって行動したい『目的志向型』
(目標決めて、いけいけゴーゴータイプ!)
残りの2人は避けるべき事態にフォーカスして慎重にすすむ『問題回避型』。
問題やトラブルが起きないように、慎重に、無理せずいきたいタイプ。
問題やトラブルがあると、行動的になったり、追い詰められると強いタイプ。
そんな5人で、「新商品タイトル」の案を出していきます。
先手は、目的志向ゴーゴータイプの皆さん。
●「ワクワクが見つかる!」とか良いよね
●「情熱を注げる仕事に出会える!」とか、グッとくる
●「向かうべき道が見えてくる!」これ、自分でも受けたい
●「自分だけの人生の地図がもらえる」これ欲しいなぁって思う
●「自分史上最高の自分に…」やっぱこれでしょ!
●「今の自分より、明日の自分がもっと好き!」なんていいね
盛り上がる3人に対し、
「・・・・?」まったく響いていない様子の問題回避タイプ2人。
(分かりやすい反応に、笑ってしまいました)
理由を聞くと、
「情熱を注ぐ仕事」はちょっと現実的じゃないなぁ…
「ワクワク、とか最高!」とかはキラキラしててちょっとなぁ…
では、問題回避タイプの案はというと…
●「今の生活は変えたくないけど、このままじゃダメだと感じている人へ」だと魅力的!
●「間違った選択をせずに、正しい選択をするためのプログラム」が良い
●「不安が減って、一歩前へ進めるプログラム」…とかはどう?
●「今抱えてる悩みの、対処法がわかります」は嬉しいよね★
目的志向タイプの3人
『ふぅ~~ん…なるほど…(なんかパンチが弱いなあ?)』
このように、同じ商品を勧められるとしても目的志向型と問題回避型ではこんなにも心を揺さぶられる言葉が違う!ということが分かります。
みなさんは、このブログを読んでどちらのチームの言葉に共感したでしょうか…?
このように、心理プロファイルのタイプ分類は主に13種類ありますが、たった1つの項目だけに注目しても、ここまでの違いがあるのがとても面白いですよね。
このような心理プロファイルを使ったマーケティング調査、社内研修もおこなっていますのでご興味持って頂けたら嬉しいです。
『まってるよ★』
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