話し合い形式で仮説を超える
グループインタビューと聞くと、インタビュアーが質問したことに参加者が回答をする、質疑応答形式をイメージされる方が多いと思います。
そうではなく、参加者同士が話し合うワークショップ形式で行うインタビューがあります。
この記事では、ワークショップ形式のグループインタビューの進め方とメリットについて説明をいたします。
グループインタビューとワークショップの違い
ワークショップ形式のグループインタビューでは、提示された話題について参加者が自由にディスカッションを行います。
質問と回答で進めるグループインタビューでは質問をしないと参加者は発言をしませんが、ワークショップ形式ではむやみに質問・指名を行いません。インタビュアーは司会者となり、あくまで傾聴の姿勢で関わります。
ワークショップ形式で行うことのメリット
ワークショップ形式では、参加者が思い浮かんだことを自由に発話します。参加者の生活自体を理解することができ、対象の商品を使用する背景が分かります。
質疑応答の場合は、調査する側が質問を構成します。聞いていて聞きやすいインタビューにはなるのですが、参加者は聞かれたことしか答えないので、情報の種類・内容が想定の枠に収まりがちです。
ワークショップ形式のグループインタビューにすることで、得られる情報の種類は多くなりますし、調査する側が気づかない観点の情報に出会える可能性が高まります。
ワークショップ形式で 既存概念を打ち破る発見に出会う
商品はあくまで生活の一部なので、商品との接点にだけフォーカスするのではなく、生活視点で話を掘り下げる必要があります。ところが企業側はリサーチなると商品に関して知りたいことの全てを聞こうとしてしまいます。それは生活者の話す内容を制限してしまうでしょう。
生活者が話したいと感じることは生活者の琴線に触れた内容であり、その話を軸に会話を進めることで行動の原動力を見つけることが出来ます。
画期的なアイディアを発見したいとお考えの場合は、ワークショップ形式のグループインタビューをご検討ください。
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