今年は新型コロナウィルスの流行により、自宅で過ごす時間が長くなりました。運動不足や体重増加が問題視され、宅トレ（自宅トレーニング）という言葉が流行しました。実際に宅トレをしたり、近所でジョギングをしたりするようになった方も多いのではないでしょうか。
その一方で、自宅での運動を習慣化することは、外出自粛の解除により生活スタイルが定まらない、モチベーションが続かない等、なかなか難しいという課題もあがっています。
運動と言えばやはりフィットネス施設。外出自粛により行くのを控えていた人たちの中でも、再開されている方が増えてきているようです。
今回は、このニューノーマル時代において、世の中の女性から求められるのはどういったフィットネス施設なのか？また、その要望に応えている施設、コロナ禍でも安心して使える施設とは果たしてどこなのか？という疑問について、気になる実態を調査しました。

1. コロナ禍におけるフィットネスやホットヨガスタジオの利用目的は、「運動不足を解消したい」「痩せたい、ダイエットしたい」

「運動不足を解消したい」（70％）が1位、次いで、「痩せたい、ダイエットしたい」（59％）「汗をかきたい、すっきりしたい」（48％）と続きました。運動不足や体重増加の問題を解消しようとして利用していることが分かる結果となりました。【図１】

2. コロナ感染症対策においては『LAVA』（３項目）が１位、『カルド』『LOIVE』（１項目）が同率２位。

ニューノーマルの時代において、施設に最も求められているのがコロナウィルスの感染防止対策です。「スタジオ内での感染防止対策（スタジオの換気、消毒など）」「施設内の衛生管理（清掃の強化、アルコール消毒の設置など）」の2項目で満足度１位を獲得した『LAVA』が感染対策において最も評価を得る結果となりました。【図２】

3. 各施設のスタジオ満足度は、機能・ハード面やレッスン内容、スタッフについて聴取した10項目の内、満足度1位を得た項目数で、『LAVA』（8項目）が1位、次いで『LOIVE』（2項目）、『カルド』（1項目）。1位を獲得したのは「ホットヨガ」3社のみ。

特に『LAVA』は「複数の店舗・スタジオを利用できる利便性」「レッスンの内容・クオリティー」「インストラクター指導力」「長く続けられそう・習慣化できそう」などといった項目で1位を取っており、多岐に渡る項目で支持を受けていることが分かりました。
また、「インストラクター」について言及している全3項目で1位を獲得しており、インストラクターの質の高さが支持されていることが分かりました。【図３】

4. スタジオ別の好感度においては、『LAVA』『カルド』が同率で1位（65％）、次いで、『LOIVE』『コナミ』『ルネサンス』が同率で3位（55％）。 NPS（自身が現在利用しているスタジオを友人・知人にどれくらいおススメしたいか）については、『LOIVE』（19％）が1位、次いで、『LAVA』（14％）、『コナミ』（9％）。

好意度は、『LAVA』『カルド』が高く、推奨意向は『LOIVE』が高い結果となりました。「好きなお店」と「おススメしたいお店」に違う結果が出ているのが興味深いポイントです。【図４】【図５】

5. スタジオ別の総合満足度においては、『LAVA』が1位（63％）、次いで、『カルド』が2位（61％）、『LOIVE』が３位（57％）。 利用継続意向については、『LAVA』が1位（57％）、次いで、『コナミ』が2位（54％）、『カルド』『セントラル』が３位（47％）。

ここでもホットヨガ３社は根強い支持を得ています。特に『LAVA』は最も満足度が高く、また今度も続けて通いたいと思われている施設だということが分かりました。【図６】【図７】

ニューノーマルの時代において、人々の生活スタイルや健康意識に変化が生まれ、それに伴いフィットネス施設にもそれまでとは違ったものが求められているのではないかと思います。
実際、調査でも「運動不足を解消したい」「痩せたい、ダイエットしたい」といった目的で通いながらも「コロナウィルスの感染防止対策」について関心を高く持ち、この二つを両立できる施設を選んでいる・求めている傾向が高くみられました。この調査結果で得た声がコロナ禍でも安心して通えるフィットネス施設選びの参考となれば幸いです。